ゆうのうつ病絵日記

うつ病になってしまった、40歳のおじさんの悪戦苦闘の日記です。

哲学ノート(プラトン)

こんにちは、ゆうです!

今回は哲学ノートの第2弾ということで、ギリシャ時代の大哲学者プラトンについて勉強してきました。

皆さんに、プラトンのこと、そして僕がプラトンについて思うことを紹介していきます。

 

プラトンってどんなひと?

1.20世紀の大哲学者ホワイトヘッドは、「西洋哲学はプラトンに対する脚注に過ぎない」と評したほど、プラトンが発した問いは、現代に至るまで繰り返し議論されてきたものです。そして、プラトンの批判そのものも、哲学の歴史でもあります。

つまりプラトンの哲学は、哲学のまさに基礎をなすものなのです。

 

2.プラトンは、あの大哲学者ソクラテスの弟子であり、プラトンソクラテスの業績を後世に伝えました。プラトンがいなければ、ソクラテスのことは後世に伝わっていないかもしれません。プラトンの著作は、ソクラテスを主人公としていて、プラトン自身の哲学をソクラテスに託した形式となっています。

 

3.プラトンは物事の本質は、天界のイデアにある、と言いました。

これはどういうことかと言うと、例えば、「三角形」ですが、紙に書いた三角形や、おにぎり、屋根なども三角形です。

でも、現実の世界には「完璧な三角形」はありませんが、頭の中で想像することができます。プラトンによれば、それは天界にある、完璧な「三角形のイデア」をわたしたちが想像しているからです。

これ以外にも、犬、馬車、勇気、概念的なもの含めあらゆるものにイデアが存在するというのです。そして、この世界のものは、全てこのイデアを不完全に模倣しているというのです。

私達は、輪廻転生をくり返しており、魂が天界にいたときに見たイデアを思い出すことで、物事を見たとき、その本質を捉えることができる(先の例で言えば、紙に書いた三角形を見て、完璧な三角形を考えることができる)のです。

 

4.プラトンは、人間の魂を、理性、気概、欲望の3つに分け、それぞれが望ましい状態を、知恵、勇気、節制としました。そしてこの3つが揃うとき、正義が実現するとしました。

これは国でも同じことが言え、魂の3つのようにそれぞれ、統治者、軍人、生産者に分け、これらの人たちが知恵、勇気、節制を

もつことで国として正義が実現されると説きました。

 

5.プラトンアテナイの郊外に、アカデメイアという学校を設立し、後進の指導に当たりました。ここからは、プラトンと並ぶ大哲学者アリストテレスも輩出しています。

 

★ゆうが考える、プラトンのここがすごい!

前回お話したいタレスデモクリトスたちは、世界を構成する物質について論じましたが、それで世界のすべてが分かるわけではない。

それぞれの物体が何故そのようになっているか、概念とは何なのか、人はどうあるべきか、非常に大きな疑問に対して、プラトン流に答えを出していきました。

それらは、現代人に対しては荒唐無稽に写ったり、現に歴史を通じて様々な批判がされています。

でもまずはじめにプラトンが広汎に渡る、深遠な問いに一旦の応えをつけたことが、今につながっているのだと思います。

今一度プラトンに胸を借りて、プラトンに議論を持ちかけてみるといいでしょう。

あなたはプラトンの問いにどう答えますか?その根拠は?これがまさに哲学の入口と言えるでしょう。