うつ治療の参考書2
皆さんこんにちは、ゆうです。
今回は、先日ご紹介したうつ病治療の参考書の第二弾です。
先日紹介した「うつ病のことが正しくわかる本」は、うつ病のことが網羅的に分かる書籍でした。
今回紹介する「心がスッと軽くなる 認知行動療法ノート ―自分でできる27のプチレッスン―」は、薬物療法や運動療法と並んで効果のあると言われている『認知行動療法』を、自分で簡単に実践できる本です。
特に、『トリプルカラムシート』と言われるものが効果的で、私も3日に一度くらいのペースで書いています。
どんなものかと言うと、いい例か分かりませんが、「床掃除をやろうとしたが、物が散らかっていて掃除機がかけられない」という『出来事』があったとします。
この出来事に対し、「隅々まで掃除機をかけられないくらいなら、やらない方がマシ」という『思考』があったとします。
認知行動療法では、『認知の歪み』というものがあり、考え方の悪い癖のようなものです。
例えば、何でも義務と思ってしまう『すべき思考』、オール・オア・ナッシングで全て考えてしまう『白黒思考』などがあります。
今回のケースでは「隅々まで掃除機をかけないなら、やらないほうがマシ」が『白黒思考』が該当します。
認知の歪みがあると、ストレスが強くかかりがちなので、少しずつこの歪みを変えていく必要があります。
認知の歪みを意識したら、歪みのない思考を考えます。今回のケースで言えば「隅っこまで掃除機をかけられなくても、大体キレイになるのだから、やったほうがいい」となります。
このように、自分の普段の行動や思考から、『認知の歪み』を拾い出し、改めていくのが『トリプルカラムシート』です。
これ以外にも、自分でできるワークがたくさん掲載されていますので、ぜひオススメです。
回復だけではなく、再発予防にも役立つと思います。ぜひ一緒にやりましょう!