うつ病患者の幸福論1
こんにちは、ゆうです!
突然ですが、最近僕は、うつ病には、「幸福論」が必要なのかもしれないと考えています。
幸福論とは幸福ひいては人生そのものについての考察・論究のこと(出典:Wikipedia)です。
幸福論が必要であるという理由は、うつ病が治った先に、幸福な未来を描けなければ、ポジティブに治療に向かうことはできないと思うからです。
うつ病の治療にあたり、医学的には、ネガティブ思考にならず、休養することが重要とされており、実際そのように医師から指導されると思います。
しかしながら、脳内物質を失って休養すること自体難しいです。
僕をはじめ、うつ病患者は、うつ病の症状に悩まされ、振り回される中、色々なことを考えます。
多くはネガティブなものですが、思考はその人の生き方と不可分であり、考える内容は千差万別です。
そういった中で、我々は何を考え、どういう精神的過程を通って、回復していけばいいのか、道標はないのです。
うつ病という病気の症状と、自分の置かれた状況を踏まえた、人生観、その相克の中で回復しなければならないからです。
一方で、人によっては治療に真っ直ぐに向かうことが出来ない壁が、日常生活にあるのかもしれません。
職場、学校、家庭、うつ病の回復に障害となる、あるいは原因そのものとなっているかもしれませんが、そういった環境そのものを変えていくことは難しいです。うつ病状態ではなおさらでしょう。
今は自分を守るために、(精神的な)距離を取り、逃げるしかないでしょう。
しかし、そういった状況を、回復の先、将来を見据えた展望がなければ、休養することも難しいでしょう。
だからこそ、うつ病から回復し、さらにその先の人生をより良く生きていくために、「幸福論」が必要だと思うのです。
では、「幸福論」とはどのようなものなのでしょうか?
それは僕にも今はまだ分かりませんが、それを追求していこうと思っています。差し当たり、幸福論やポジティブ心理学などに関する書籍を「うつ病患者の視点」から読み解きたいと考えています。
次回からは、「うつ病患者の幸福論」シリーズとして、様々な書籍と僕の感想をお伝えしていこうと思います。