うつ病患者の幸福論5(不幸にならないために2)
こんにちは、ゆうです!
今回は前回の続き、「うつ病患者の幸福論4(不幸にならないために)」の後半です。
前回をお読みになっていない方は、前回から読んでいただければと思います。
4.家庭問題
家庭問題について、例をあげると切りがないほどありますが、大きなものとしては、離婚や家族離散、精神的乖離、家庭内暴力、児童虐待、介護負担などがあろうかと思います。
これらの予防においては、日頃のコミュニケーションの積み重ねであり、起きうる問題として認識することでありますが、一言で言っても簡単ではありません。
さらに問題が発生した局面においての対処、これは一筋縄ではいかないでしょう。
一方で、家庭は安らぎの源泉であることからも、この問題については、人生の重要な問題として認識すべきであり、僕としてもこの問題は今後深堀していこうと思います。
5.災害・不慮の事故
災害については、昨今の様々な地震、風水害が記憶に新しいことと思います。
地震や風水害において重要なことは、災害時の対応と、災害時の備えです。
災害時の対応とは、自宅や勤務場所のハザードマップの状況、発災時にどのような行動をするのか、避難場所、災害状況に関わらずそのルートが使えるか、通信手段はどうするか、などが考えられます。
一方で、災害時の備えとは、食事や生活用水、生活用品、トイレなどの備蓄や、家具の転倒防止、窓ガラスの飛散防止などが考えられます。
いずれも、家族で話し合い、地震、風水害それぞれでシミュレーションすることが重要です。
また、事件・事故については、これも多岐に渡るため、枚挙にいとまがないですが、身近なものとして、交通事故、空き巣、車両盗難、ひったくり、オレオレ詐欺などが考えられます。
当たり前の事となってしまいますが、交通安全意識、防犯意識を日頃から持ち、安全運転、施錠などをしっかり行うことが、不幸にも遭遇する確率を下げることにつながるかと思います。
6.勤務問題
勤務問題としては、長時間労働、過重労働やハラスメントが最たる例かと思います。学業で言えば、いじめなども大きな問題です。
労働・通学環境を自分で変えることは難しいですが、ストレスが蓄積していくと、僕のような精神疾患や、最悪の場合、過労死や自殺といった結果を招く可能性があります。
そういったことになる前に、逃げることも時には重要かと思います。僕自身もそのようにすれば良かったと後悔しています。
いずれにせよ、この勤務問題を過大に評価し、これが人生の全てと思わないことが、処方箋であると思います。
7.死の問題
最後に死の問題について触れたいと思います。宗教観があれば、それに沿った死生観を持つことが可能かと思いますが、多くの日本人が、僕と同じように特定の宗教を信仰していないかと思います。
僕の持論として、人にとって死とは、「事実としての死」と「死の恐怖」の2つの問題に分けられると思います。
「事実としての死」は、文字通り事実としての「死」そのものですが、これも「自分にとっての自分の死」と「他人にとっての自分の死」があると思います。
「自分にとっての自分の死」は死の瞬間まで感じることのできないものであり、ある意味で生前これは考えることのできないものでしょう。
「他人にとっての自分の死」は、問題としては葬儀や相続の問題であり、家族のために備えておくべき問題でしょう。
最後に「死の恐怖」ですが、これは生物として避けがたいものと考えます。
また心理学においては、人が自身の死に際して、「悲哀のプロセス」をとると言われています。
悲哀のプロセスとは、大切な人と死別したり、別れたりする際辿るべきプロセスとして、「信じられないという気持ち:否認のプロセス」→「なんの希望もないという気持ち:絶望のプロセス」→「他のことも考えられるようになる→脱愛着」というものを辿っていきます。
自身の死を目の前にしたとき、人はこのプロセスを辿ると言われています。
また、死を前にした人の後悔として、「生きている時に、〇〇をしておけば良かった、〇〇と会っておけば良かった」というものがあると言われています。
まとめると、死に際して、僕らができることは、「他人にとっての自分の死」、つまり葬儀や相続に供えること、「死の恐怖」のプロセスを知ること、そして後悔しないように生きる、これだけなのではないでしょうか。
死については、今回はここまでとして、さらに知識や思索が深まったら、また紹介させていただければと思います。
8.まとめ
ここまで、人生のリスク、課題について論じてきました。
不幸にならないためには、様々な問題と処方箋がありますが、なかなか日々忙しい中で、これらのことを考える機会はすくないのではないでしょうか。
このなかには、今からでも始められることも少なくないのではないかと思います。
人生の落とし穴に落ちることなく、幸福に生きていくために、時間を作り、考えてみることから、始めてみることをオススメさせていただきます。
今回は長文にお付き合いいただき、ありがとうございました。