ゆうのうつ病絵日記

うつ病になってしまった、40歳のおじさんの悪戦苦闘の日記です。

復帰に向けて【休職期間の総括と今後すべきこと】


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こんにちは、ゆうです!

今回は、9〜10月に復帰のメドがたったということで、12月からの8ヶ月間の休職期間を総括をするとともに、今後の展望を話したいと思います。

まず休職期間の総括として「得たもの」、「失ったもの」をまとめ、そして今後復帰に当たって「これから必要なもの」、「当面必要のないもの」を整理したいと思います。

 

1.得たもの

・完璧主義など認知の歪みや、職場優先など対人関係の優先順位の歪みなど、うつ病傾向の性格の気づき。

認知行動療法対人関係療法など、うつ治療、再発防止に関する知識。

・休職による家族といる時間の増加。

TwitterのFFさんとの交流。

・お絵かきをはじめ、ピアノ、ダーツなどの趣味。

・哲学に関する知識。

・ブログの開設と発信。さらにアウトプットによる知識の定着。

・ライティングやイラストなどの副業の知識

・人生の指針となる、自分なりの幸福論。

 

2.失ったもの

・自分の実力やメンタルの強さへの無条件の信頼。

・職場等の人からの信頼関係。

・業績評価や昇進。

 

3.休職期間の総括

こう見てみると、失ったものは大きいですが、得たものも大きかったのではないかと思っています。

復帰後の生活も、休職期間の生活で得たものを大事にしていきたいと思います。

 

4.これから必要なもの

・自己の行動や思考を分析し、認知の歪みや、対人関係の歪みの矯正していくこと。

・自分も他人も大事にする、アサーティブなコミュニケーションの実践。

・適度な休養を心がけること。

・睡眠・食事・運動の生活習慣を整えること。

・自己肯定感を向上するための取組。

・日々の体調、メンタルのモニタリング。

・身だしなみ、ファッション。

 

5.当面必要のないもの

・副業の知識習得や副業の実践。

・ブログのSEO対策やリライト。

・哲学の知識習得。

 

6.復帰に当たって

復職にあたってすべきことは、当面、再発しにくいメンタルをつくることだと思います。

また、休養を取りつつ、自己のメンタルをモニタリングしていく必要があると思います。

一方で、当面はそれに関係ないものについては、後回しになるので、今後のブログ等での発信は、認知行動療法対人関係療法等の発信が中心となると思います。

 

日記(21.7.20)


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こんにちは、ゆうです!

 

今日は通院の日。

梅雨時期の調子が最悪だったので、今回の診察では復帰ということにはならないだろう、と思っていた。

 

主治医に、梅雨の体調、トラゾドンという抗うつ薬を減薬して影響なし、ということを伝え、日記を見せた。

すると、梅雨だけではなく、絵がうまくいかないなど、その他のことでも気分の変調をきたすことが多い傾向にあり、これは簡単には治っていかないとのこと。

一方で、うつ病の原因分析もできており、再発防止も復帰で慣らしながらが有効とのことであるから、9〜10月に復帰する調整に入ってもらって良いとのことであった。

 

ふいの復帰のゴーサインに、嬉しさ半分と、不安半分といったところ。

9ヶ月と、あまりに長いあいだ休養生活に入っていたせいか、働いている自分が想像できない。

この9ヶ月、色々なことを考え、学び、あるいは絵やTwitterやブログなどにも挑戦してきたことをどう総括し、ピリオドを打つのかも整理できていない。

 

もちろん、この9ヶ月が消えてなくなるわけでもないし、絵やTwitterなどは続けていこうと思ってはいるが、一つの季節の終わりであることはたしかであろう(慣らし期間が3ヶ月あるので、休職はちょうど1年になるか)。

 

認知行動療法対人関係療法などの治療の実践は復帰後になるだろうが、この休養あるいは病気の総括は、近いうちにしてみたい。

 

 

日記(21.7.19)

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こんにちは、ゆうです!

 

この休職期間に何を学ばなければいけないのか。

これが自分にとって大きな課題です。

いや、何も学ばなくてもいいんだけど。

でも、この考えが常について回る。

これも、「認知の歪み」、「すべき思考」ってやつなんでしょう。

 

自分は、うつ病になってしまった、このこと自体をプラスにしなければならない、と思ってしまっています。

マイナスであることが許せないからです。

だから、必死に、病気自身やその他のことを学び、自分のものにしようとしている。

それが、病気を回復を遅らせる。

 

具体的には、次のことをやっています。

あるいはやりたいという感じです。

・病気の治療と再発防止のため、認知行動療法対人関係療法を徹底的に勉強し、実践する。それ以外にも、健康に暮らせるための、勉強や生活習慣を実践する。

・イラストを人に見せられるくらい上手になる。その他、ピアノやダーツなど、人生で打ち込める趣味をつくる。

・ブログやイラストなどを続け、副業でできるくらいのスキルを身につけ、今の会社にしがみつかなくて良いという自信をつける。

・哲学やその他読書による勉強、ブログ、SNSなどによる発信や交流を通じて、自分の人生観を確固たるものとする。

 

こんな感じで、見ていくとどれもヘビーで、いくら時間や気力があっても足りません。

健康な人が、気合い入れてやっても、なかなかハードでしょう。

 

そんなこんなで忙しい毎日を送ってしまっていますが、どう過ごすのが正解なんでしょう。

 

まあ、何もせずにいるのが、正解なんだろうけど、回復してくると、なんかせずにはいられないんですよね。

 

もっとカジュアルに生きていく方がいいんでしょう。

では、カジュアルになるためにどうすればいいか。

そもそもカジュアルとは…何か。

自分がカジュアルになるために、足りないものは…

 

こうやって、問題を複雑にしてしまう…

早く人生カジュアルモードにしたい…

詩と僕2

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こんにちは、ゆうです!

今回は詩のストックが貯まったので、ご紹介したいと思います。

 

you-to-diary.hatenablog.com

 

あの海(21.7.18)

心に病を抱えて、海へやってきた

夏の光を浴びて砕け散る波の音

遠く水平線に浮かぶ船

ふいに海に手をつけ、冷たさを感じる

懐かしさの代わりに

何かを失ってしまったことを感じる

あの海に終わりを予感させるのは、

病のせいだけだろうか

 

幸あれ(21.7.16)

Twitter上でも

出会いもあれば別れもあった

なんか切ないね

悲しい別れが多かったな

できることと言えば

その後を祈るだけ

君の往く路に幸あれ

 

スイッチ(21.7.8)

体調良くなるスイッチと、

悪くなるスイッチ。

どこにあるか難しい。

思いもよらない所についてたり。

歌ったらON。

雨だったらOFF。

健康な時だったら、

思いもよらなかったな。

 

 

自転車にのって(21.7.16)

夏の日差し、深い青空、

大きな入道雲

自転車を漕ぐ僕と、通り抜ける風

昔からこの瞬間が、

自分が自分であった

このことをふいに思い出した

 

こころ(21.7.6)

散歩したり、日光浴したり
歌ったりすると、心が元気になる。
そうだとすると、
「意外と心って単純なんだ」、
そう思うと生きやすいのかも。

 

病気のせい(21.7.6)

自分を責めるのも病気のせい!

自分が嫌になるのも病気のせい!

訳もなく落ち込むのも病気のせい!

みんなに嫌われてるように感じるのも病気のせい!

うまく行かないこと全部が

病気のせい!

実際問題そうなんだよ。

そう思えなくても、そうなんだ。

 

 

頂き(21.7.9)

石塊の道を登ってきた

傷を負い、息も絶え絶え

どうして道を外したのか

山の頂きにのみ気を取られ、

足元を疎かにしたから

どうやって立ち上がろう

もう頂きは見えない

見えるのは地べたの石塊のみ

 

単純な真実(21.7.9)

単純な真実って救われないね、

今この胸に沈む鬱屈とした感情、

過去の数々の後悔、

漠とした将来への不安、

みんな、この灰色の空のせいなんだよね。

 

無理(21.7.15)

無理しないで、って言われても無理しちゃう

何で無理してしちゃうのか、分からない

無理しないことが、何でできないのか分からない

 

そして、今日も僕は無理をする

 

 

 

日記(21.7.18)

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子供は、夏休みだと早く起きる。

いつもはお寝坊さんなのに。

自分も子供の頃そうだったけど…。

 

今日は朝からプール。

庭にシェードを張って、椅子とテーブルを置いて、プールも設置。家族全員で入れるかなり大きめのプール。

 

準備をしていたら、隣のお父さんもプールを準備をはじめた。

結局、2家族でプールで遊ぶ。

水でバシャバシャしたり、水鉄砲掛け合ったり、けんかしたり。

一時間半ほど、僕も子どもたちと、テンション高く遊んでいた。

 

そんなとき、妻から、そろそろ家に入ったら、とタオルが投げられる。

まだまだイケると思い、少しムッとしたが、家に入り、落ち着いた瞬間、うつの疲れ特有の、あたまの痺れが強くでて、クラクラしてきた。

 

まだまだ、治ってないんだな、疲れも分からないんだな、と反省。

もう少し、セーブしながら、遊ばないといけないな。そして、疲れを感じる前にやめないとな。

 

その後、30分くらいしてみんな帰宅。

ごはんに簡単、ボンカレーを食べて、みんなでその後、お昼寝をしたのであった…。

 

 

日記(21.7.17)

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僕は日頃の徒然を面白おかしく話すのが苦手。よく話にオチがないと言われる。

 

大阪で生まれていたら、「おもんない奴罪」で逮捕されているかもしれない。

 

という訳で、トレーニングの意味も兼ねて、日記をつけてみる。

それに、ブログのタイトルが「ゆうのうつ病絵日記」なのに、絵日記なんて1回も書いてないしね。

 

7月17日(土)、晴れ。

朝からセミがやかましく鳴き、茹だるような暑さ。ゴミ出しだけで、セロトニンと合わせて、汗がドバドバ。

 

うちの子は幼稚園が今日からお休み。

コロナで、あんまり行くところもない。

 

午前中は子供の音楽教室で、僕だけお留守番。土日は子供がいるから、必然的にかなり疲れる。うつ病になって、今のところ一番ハードなのが子供の相手だ。その事実がさらに気持ちを暗くさせる。

せっかくの自由時間だが、午後に備えて、ゆっくりする。

 

午後は、隣のお家とプールで遊ぶ。どこにも行けないから、隣の子と歳が近いのが大変助かる。

水を手につけてみると、冷たくて生き返る気分になる。

この夏の水につけた瞬間が、最高の快楽だと思う。子どもたちも、プールでバシャバシャ、あとはシャボン玉で遊んだり。

 

しばらく遊んだあと、お家へ退散。

家では、おもちゃ ―スシローとプラレールのコラボ商品で、電車でお寿司を運んでくれるというもの― が届いていた。

長い夏休みに備えて、少しは時間を潰せるということで買ったものだ。

息子も大喜び、もくもくとレールをあーでもないこーでもない、と組み立て、目論見どおり時間が潰せたのであった。

 

晩ごはんは、お寿司を買って来た。これをスシロープラレールに乗せて食べる。

最初はなかなかご飯にありつけないから、面倒かなって思ったけれど、これがなかなか面白い。

息子がネギトロ巻きを皿に置いて、スイッチオン、ネギトロ巻きを乗せて新幹線が走り出す。曲がり角を曲がって、直線走って、ママに到着。ネギトロ巻きを頬張って、空になった皿を置くと、電車は息子の元へ帰っていく。

そんなこんなを繰り返し、食事は終了。

セロトニンの減った僕にも、童心と幸福を運んでくれた、スシロープラレールに感謝なのであった。

 

ここまで書いてみて、後からおもしろネタを入れようと思ってたのだけど、あいたた、うつ病の発作がっ…

残念だけど、これにておしまい!

 

(つづく…か?)

完璧主義はうつ病によくない!?【認知の歪み】

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こんにちは、ゆうです!

 

ゆうは、自分で言うのもなんですが、完璧主義な性格です。何事もきちんとしていないなら、やらない方がマシだ、という考え方です。

 

でも、これって、うつ病になりやすい考え方なんですね。うつ病治療の代表的な心理療法認知行動療法では、このような考え方を「認知の歪み」といいます。

認知の歪みには、他にも色々ありますが、僕のとある日の、完璧主義行動をご紹介し、それを見ながら、認知の歪みについて、紹介したいと思います。

過去にも、「認知の歪み」に触れた記事がありますので、そちらも参考にしてみてください。

 

 

you-to-diary.hatenablog.com

 

case.1

【出来事】休職前のこと。部下の作成した資料のチェック。概ね及第点だが、デザインや流れなどに若干の違和感がある。

【思考】ここまでやったのに、勿体ない。完璧までもう少しなのに、それをやらないとやる意味がない。

【行動】資料はやりなおし。自分も部下も含めて残業が増える。今思えば、おそらく上司もそこまで完璧を望んでいない。

 

case.2

【出来事】休職中。前回診察時に主治医から日記を勧められたため、日記を書くことにした。

【思考】いつ、どこで、何をしたか、きちんと記録できていないと気持ち悪い。忘れたり、具合が悪くて、きちんと記録できない日はやらないほうがマシ。

【行動】日記を書く日はノートにびっしり。書かない日は白紙。

 

 

それぞれのケースで、完璧主義のせいで仕事を増やしています。あるいは出来ないことで、要らぬストレスを溜めています。

これが、認知の歪み「白黒思考」で、物事を白か黒でしか判断しない考えです。

この「白黒思考」を直すには、このように、出来事・思考・行動を書き出してみてみます。

そして次のように、「白黒思考」のない場合、どういう考え方・行動するのか、「新しい思考」と「新しい行動」を書き出します。

 

case.1(新)

【出来事】休職前のこと。部下の作成した資料のチェック。概ね及第点だが、デザインや流れなどに若干の違和感がある。

【新しい思考】上司が望む品質は、もうちょっとだから、微修正して終わりにしよう。

【新しい行動】資料は若干その場で修正して完了。自分も部下も残業しなくて済んだ。

 

case.2(新)

【出来事】休職中。前回診察時に主治医から日記を勧められたため、日記を書くことにした。

【新しい思考】意志も忙しいから、ポイントを絞って書く。忘れた日や具合が悪い日も、あとで思いだして、簡単で良いから書く。

【行動】ポイントを絞って、手間のかからない日記になったので、長続きすることになった。

 

白黒思考を正すことで、やることを減らし、かつストレスも軽減できると考えられる。

このように、書き出してみることで、ストレスの少ない、うつ病になりたい性格に、少しずつ変えていくことができると考えられます。

この認知行動療法は、うつ病治療で効果が実証されている方法なので、ぜひ参考にしてみてください。